近年、仕事で英語を使う機会が格段に増えてきた気がします。
最新のトレンドはだいたい海外から入ってくるため、そのあたりを抑えようとすると必然的に英語で書かれたニュースを読むことになります。
また、海外の方との取引であったり、分からないことをググっても英語で書かれていたりすることが多くなり、「そろそろ真面目に英語を勉強しなくては…!」と思い立ちました。
私は中学、高校時代に英検2級まで取得しており、大学受験や大学の授業においては英語でほとんど苦労してきませんでした。
しかし、社会人になってから約10年。
まったくと言っていいほど英語に触れて来なかったため、中学英語から怪しいのでは?というレベルまで落ちてしまっていました。
この記事では、そんな私が独学で英検準1級に合格するまでに取り組んだ学習を紹介します。
英検準1級対策でやるべき3つの勉強
英検準1級に合格するためにやるべきことはシンプルに3つだけです。
- 語彙力の強化
- ライティング力の強化
- 過去問演習
それぞれ、参考書とともに学習方法を紹介していきます。
英検は語彙力が命!単語学習はマスト
なんといっても英検は語彙力。
英検2級で必要とされる語彙数がだいたい5,000~6,000語であるのに対し、英検準1級で必要とされる語彙数は7,500~9,000語にまで跳ね上がります。
大学受験に必要とされる英単語数が一般的に4,000~6,000語と言われていることと比較しても、膨大な量の語彙力が必要になることが分かるかと思います。
まずはこれらの単語の意味を理解して、問題が読めるようにならなければなりません。
単語学習はなるべく早めに始めましょう。
とはいえ、私は英検2級の語彙力すら怪しい状態でしたので、英検2級の単語帳を徹底的にやり直すことから始めました。
結果的にこの方法が功を奏したと言っても過言ではないため、個人的にはオススメの勉強法かと思います。
私の実践した勉強方法は
- 英検2級の単語帳をやり直す
- 英検準1級の単語に毎日たくさん触れる
- 覚えの悪い単語に絞って復習する
英検2級の単語帳をやり直す
何事にも土台が肝心。
まずは英検2級相当の単語帳を購入しました。
オススメは
文で覚える単熟語
長文を読みながら単語や熟語が覚えられる点が最強でした。
語彙力強化に加えて、長文読解力も身に着きます。
英検2級の単語は”知っている”、”聞いたことある”というモノが多く、文章の中で覚えていく勉強法が私には合っていました。
一方で、学生時代に単語帳でひたすら英単語を覚えていくやり方が合っていた方には
でる順パス単
がオススメかもしれません。
いずれにしても音声アプリがダウンロードでき、隙間時間にも音声を聞いて学習できる点が良いです。
私は通勤中や洗濯中、洗い物中、お風呂の中で聞いたりしていました。
音声アプリはバックグラウンド再生やリピート再生だけでなく、スピードも変更できるので、長文が速くて聞き取れないという心配もないのが強いと思っています。
音声を聞きながら単語を覚えることで、リスニング力の強化にもつながります。
事実、私はリスニング対策はしませんでした。
文単の長文を聞き取れるようになれば、英検準1級のリスニング問題もある程度聞き取れるようになっていたからです。
英検準1級の単語に毎日たくさん触れる
英検2級の単語に触れて土台作りができたら、いよいよ準1級相当の単語に触れていきます。
私は準1級用単語帳としても文単を選びました。
文単準1級には約1,570語の見出し語が収録されており、パス単準1級の約1,850語に比べると若干少ないですが、やはり文章の中で覚えるやり方が一番定着率が高いので採用しました。
パス単が好みという方はこちら。
どちらを使うかは、ぶっちゃけ好みだと思います。
片方に絞るもよし!両方併用して使うもよし!
自分にいちばん合ったやり方を見つけてください。
使い方としては、
1日に触れる単語数をできるだけ多くする
ことが重要です。
1ページに書かれている単語を何週も見直して、全部覚えてから次のページへ進むといった勉強法はオススメしません。
時間もかかりますし、なにより定着率が悪くなります。
それよりも、1日に10ページ分の単語に目を通してサッと覚えたら、次の日には昨日見た10ページ+新しい10ページに目を通すようにします。
これを繰り返して行くことが語彙力強化の最短ルートだと思っています。
初めて見たページの単語は完璧に覚えなくていいです。
何度も遭遇することが大切なのです。
単語によっては1回遭遇したら覚えられるモノ、3回くらい遭遇したら覚えられるモノ、10回遭遇しても覚えられないモノなど、分類わけができていきます。
人だってそうじゃありませんか?
毎日通勤時に会う人って知らない人でも意外と顔覚えちゃっていますよね?
単語もそれと同じです。
何度も繰り返し出会うことで、いつの間にか記憶に残ってしまうようになるのです。
単語を覚えようとしてテキストを開くと学習がしんどくなりますが、単語に出会おうと思ってテキストを開くと案外勉強が進みますよ★
覚えの悪い単語に絞って復習する
最後に、何度出会っても覚えられない単語が残ると思います。
そういった単語は出会うだけでは覚えられないモノと諦めてひたすら暗記するしかありません。
例文を何度も音読してみたり、Weblioなんかで検索してどう使われているかをたくさん調べてみましょう。
しかし、ここまで来たらもう単語帳に載っている単語はほぼマスターしたようなもの。
英検準1級の問題もなんとなく聞かれていることは分かる程度にレベルアップしているはずです。
英検準1級はリーディングだけではダメ!ライティング力が必要
英検準1級の問題はリーディング・ライティング・リスニングから構成されています。
ライティングでは、指定されたトピックについて、120~150語の英作文を書かなければなりません。
正しい単語が使われているかはもちろんのこと、英文の構成力も必要になってきます。
私は文単のディクテーションを行うとともに、ライティング対策の参考書を使いました。
1つの問題に対して、解答例に賛成と反対の2パターンが掲載されているため、言い回しの習得ができるようになります。
過去問は解けるだけ解いて自信をつけるべし!
ある程度語彙力がついてきた段階から、時間を計って過去問を解く練習もしましょう。
試験の2ヶ月前くらいから、1週間に1回は解くようにするのがいいと思います。
ここで最も重要なのは、何点取れたか?ではなく、間違えた問題の復習です。
具体的に、復習には解いた時間の3倍、つまり6時間くらいはかけるつもりで解いてください。
過去問復習はいちばんの解答例を学べる手段でもあるので、
次に出たら絶対解ける!
と自信がつくまでやり込むのがいいでしょう。
独学で英検準1級に合格するまでの勉強法まとめ
私が英検準1級に合格するまでに実践した勉強は
- 語彙力の強化
- ライティング力の強化
- 過去問演習
の3つでした。
勉強を始める前は、単語が覚えられないんじゃないか、という不安でいっぱいでしたが、毎日聞き流しでもいいから多くの単語に触れることを徹底したおかげで、今ではすぐに日本語訳は出てこないけど雰囲気で意味が分かる程度になりました。
旺文社は英検対策本でいちばん売れている会社と聞いて文単を購入しましたが、とてもよくできた単語帳だと思いました。
気づけば我が家にある対策本は単語帳に限らず、旺文社出版のモノばかりです。笑
英検準1級に受かったからと言って、仕事での英語がスムーズになったかと言われるとまだまだですが、前よりは前向きに取り組めるようになりました。
今後は英検1級合格を目指して語彙力強化に励んでいきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またのー!